障害児、療養児(病児)と健常児の統合保育を行う横浜市鶴見区の保育園

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心の声

このごろ気温の変化が激しいです。インフルエンザで保育園でも閉鎖しているところがあり、子どもたちが一生懸命準備をした大きな行事もやむなく中止することがあるようです。
園の子どもたちにも気をつける点を常々話しています。「うがい!」「てあらい!」「よくたべる!」「よくねる!」「よくあそぶ!」そして「よくわらう!!」たくさん笑うと免疫力が上がるようですね。

さて、今月の心の声、今年4月に入園したぺんぎん組みのあきらくんのお母様から頂きました。

2009年11月 あきらくん

皆さん、こんにちは。
今年の4月からペンギン組でお世話になっている吉江輝の母です。
いつもお世話になっている皆さんに、この場をかりてお礼を言わせてください。
いつもありがとうございます。

あきらくん輝について、お話をさせてください。
2年前の5月に、輝は仮死状態で産まれました。
その為、2歳になった今も体は小さく、自分で座ったり立ったりは出来ません。また、酸素投与+経管栄養+吸入+吸引と医療ケアが必要な子です。

そんな色んな課題が与えられた子ですが、夫婦で話し合い「この子には出来る限りの経験をさせてやりたい」「私も復職したい」と保育園探しをはじめたのが1年前でした。

探し始めの時は、本当に辛い事ばかりでした。ある所ではメールのやり取りだけで断られたり、ある所では書類審査で内定を頂けたのに健康診断で内定が取り消しになったりしました。
様々なやり取りを経て、集団生活の中で預かる保育園の事情もよく理解できましたし、決して保育園が悪いわけでもないのも分かりました。また、輝は「簡単に預かれる子」でもありません。私たち夫婦も最初は病院から連れて帰る時、不安でした。しかし、きちんと医療ケアの方法も習得し今は色んな助けもかりながら、輝と共に3人、自宅で生活ができています。
どんな家庭にも輝のような子は産まれうるのに、ただ一般的な事を経験させてあげたいだけなのに、医療ケアが必要な子というだけで、受け入れてもらえない実情に、たくさんの悲しい涙を流しました。

私たちが求めている事が贅沢なのか?自問自答しながら、諦めかけたその時に出会えたのがカンガルーさんでした。
もちろん、カンガルーさんでは医療ケアの実績がありましたが、輝を預かることは容易では無いと言われました。しかし、「とにかくやってみましょう、お母さん」と言って頂いた時、久々に良い涙を流したのを今でもはっきりと覚えています。カンガルーさんに通うようになり、私たち夫婦にも本当の笑顔が戻ってきました。親が笑顔だから、自然と輝もよく笑う子に変わりました。
正直なところ、医療ケアが必要=たくさんの医療機器を持参しますし、輝の体質上、風邪で入院に至ることもしばしばで親子共々体力的にはきつい時もあります。(笑)でも、辛い事以上に良い事は沢山です。何より、一杯の優しさに触れますし、保育園では出来る限りみんなと同じ事をやらせてくれるので輝も充実していると思います。医療ケアが必要=一般的な経験はさせてあげられない、と涙していた日々を一掃してくれる保育園に出会えた事は本当に幸運な事だと思いますが、こういう保育園を見つけられず悔しい涙を流されている方がおられる事を聞くと以前の自分たちを思い出し涙が出ます。この保育園で子供同士が触れ合う姿を見て、健常児と障害児の間に全く違和感がなく、小さい頃から共に学びあう事は双方にとっても素敵な事だと感じます。
是非、行政が少しでも変わって、このような保育園が認められ全国各地に増え定着してくれる事を願う日々です。

まだまだ卒園まで長い期間がありますが、これからも皆さんどうぞよろしくお願いします。

あきらくんのお母様ありがとうございました。
いつも書いていますが、カンガルーの行っていることは全面的に社会から賛同を得ているわけではありません。多くの困難な課題が在ります。でもこんな風に必要としてくださっている方がいるんだ、と思う文章を頂くとまたがんばっていこうと思えます。
本当にありがとうございます。

あきらくんは園に来る前、他の市にお住まいでした。
様々な所で一生懸命保育園入園を掛け合われてきました。
忙しい生活の中で現行制度を変えるために個人で立ち上がるのは大変な勇気と労力が必要です。
大切な我が子のために立ち向かおうと思っても悲しいとか、悔しいとか、あまりにそんなことが続き、感情そのものをどこかに置いてこないといられない状況になるのではないかと思います。
涙さえもですが、笑うことも日常ではなくなるのかも知れません。
あきらくんのお母様は入園当初よく泣いていらっしゃいました。
“嬉しくて涙でちゃいます”と笑って泣いていらっしゃいました。
入園して半年以上がたちましたが、あきらくんは何度も入院をして、保育園をお休みしています。まだぺんぎん組さんなのでたとえ医療的ケアが無くても体調を崩してお休みをすることが多い年代で、お母様方は“このまま仕事を続けられるのか・・”と悩む時期なのです。
これからも必ず色々と大変なことがあるとは思いますが、それ以上にきっと充実してすごしていけると思います。
そしてくじら組みになり、卒園のとき“小さかった頃は、本当によく入院していたね”と心から笑って話せることを信じています。

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