障害児、療養児(病児)と健常児の統合保育を行う横浜市鶴見区の保育園

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心の声

9月になっても未だ暑い日がありますね。
今年の夏はインフルエンザが流行という今までに考えられない事が起きました。
私たちの常識などたかだか知れているということでしょうか。

さて今月は、今年入園された六花(りっか)ちゃんのお父様とお母様お二人からメッセージを頂きました。

2009年09月 りっかちゃん

〜りっかちゃんのお母様より〜

りっかちゃんはじめまして。7月から新しくカンガルー保育園へ入園した、瀧川六花の母です。
六花は生まれた時から大きい病気を持ち、そのうちの1つの影響で医療ケアが必要な身体です。
カンガルーへ入園が決まるまで都内の保育園の待機児童でした。
都内の保育園事情は横浜市同様かなり厳しい状況です。その中で医療ケアをお願いできる所を探していくつも保育園を駆け回り、区役所の保育課へ嘆願しに行きましたが、どこへ行っても否定的な意見でした。
都内にはいくつも看護士常駐の保育園があるにも関わらず…。
話はいつも平行線で納得のいく理由もなく、前向きな検討すら一つもありませんでした。

自治体関係者の皆さんは、カンガルー保育園という園が存在し、そこを求めて引っ越をしたり、1時間かけて通園する人達がいる現実をしっかり認識して頂きたいと思います。
ここは確かに必要な場所で、必要としている人たちはたくさんいるのが現実です。

縁あってこのカンガルー保育園へ入園してから1ヵ月ほどですが、六花は急速に赤ちゃんから幼児になった気がします。
少しの期間でお片づけやお友達とハイタッチするようになった姿を見て、思わず顔がほころびます。
保育園区役所めぐりをしていた時期に「あなたが働く事が本当に六花ちゃんのためになるのですか?」とよく言われました。
しかし今のところ間違っていないと思います。
六花には今後他人といろいろな関わり方を知る必要があります。周りのお友達や先生からいろんな影響を受けて、しっかり成長していってほしいと思います。

入園後の親についてですが、私自身は実は仕事との両立でいっぱいいっぱいですが、かなりパパに助けられています。
朝起きてから登園まで全てパパと六花の二人きりにして任せていますが、これまで事務的にお手伝いという形で育児に協力してくれていたのが、今は何となく変わった気がします。
共働き夫婦の子育てにはパパの協力がなければ非常に負担が重いという事が身に染みます。

カンガルー保育園のスタッフの方々については、本当にモチベーションの高さというか志の高さに驚きます。毎日感謝しっぱなしです。
敢えて言うならば、実は医者が曖昧な時ってかなりあるので、具体的な数値や医者の意見も大事ですが親の判断も大事にして頂ければなと思います。
慣れもあるかと思いますが、どんどん話し合える関係性を築ければと思います。

今後とも皆さん、どうぞよろしくお願いします。


〜りっかちゃんのお父様より〜

りっかちゃん今まで定員超え、医療的ケアが必要ということでなかなか縁がなかった保育園ですが、このたび、入園させて頂きまして、ありがとうございます。

娘は産まれてくる前に口の病気がわかったのですが、それを聞いた帰りの電車では涙があふれて、声も漏れるくらい辛かったです。
妻は気丈でしたが、私を見て一緒に泣いてしまい、より辛い思いをさせてしまったと思います。でも"悲しんでも六花のためにならない"と二人で考えましたので、今後娘について悲しむことはしないようにしようと決めました。
しかしながらも、私は、病気のことや、育児について完全に支えるといったことは出来ておらず、おそらく妻は一人辛い思いをさせてしまったことも多々あるかと思います。
今まで、保育園入園について辛い話やお断りの話を妻から聞くと心が痛かったのですが、今回のお話を聞いてとてもほっとしています。
これにより今まで妻に頼りきりであった育児に関しても、ようやく私も協力することができるようになったと感じています。

医療的ケアが必要な子供が保育園に入園し母親が仕事をする、ということについてですが、私はケアが必要でも健常児と同じように平等に環境が与えられるべきだと思います。
家庭が最初の社会だといわれていますが、次は保育園幼稚園になるのではないかと思います。
その機会を奪われてしまうのは、第二の社会へ進めなくなると思います。
私は物事について、「どうせだめだからでなく、一回やってみてだめならまたやればいい」という考えなので、はなから制限・制約をして欲しくないと考えます。

これと同じことが女性・父親にも言えると思います。医療的ケアが必要でも、親もまったく異なる環境になるべきではないと思います。医療的ケアを自体を行っている時は仕方ないのですが、それ以外は普通に過ごしたいと考えております。
普通の環境を!と無理難題を申し上げてしまっておりますが、これを実際保育園で受け入れて下さった保育士さんに対しては、今後お願いばかりすることになってしまいますので、ありがたい気持ちでいっぱいです。
ぜひ私が協力させて頂くことで、いい形で保育園生活が過ごさせて頂ければと考えています。

実はこういう私は、保育園は1年以上泣き続けて通っていたと親より言われております。
つまり、大の保育園嫌いでした。。。。ようやく親の立場で考え、見られるようになって、様々なありがたさをしみじみ感じております。
毎朝の娘の涙でそれを毎回思い出しながらがんばりたいと思います。
でももちろん娘にはあまり泣いて欲しくなく強い子になって欲しいと考えてますが。
今後ともよろしくお願いいたします。

りっかちゃんのお父様お母様、父親母親双方の立場からのメッセージをありがとうございました。
お二人が始めて保育園に見学にいらしたのは10件ほどの保育園からお断りを受けたあとでした。お二人ともとても硬い表情をされていたのを覚えています。
保育園探しは想像を超える労力だと思います。
もうあきらめようか・・という思いに駆られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
りっかちゃんのお母様は“りっかちゃんには,子どもとして普通の経験をさせてあげたい、自分は仕事をして自分の人生もしっかり歩いていきたい”とおっしゃっていました。
その気持ちを分かち、“お母様のお手伝いとしての育児”から“共に子育て”をしているお父様は、りっかちゃんとお母様にとって本当に支えになっているのではないかと思います。
男性は、女性が早くから母性を育むのと違い、子どもと一緒に生活していくうちに父性が育つといわれています。初めは、赤ちゃんの世話をする母親を“手伝う”という感覚わかる気がしますね。
いろいろな子育てのスタイルを、それぞれのご夫婦で考え、時にはぶつかりながら決めていかれていることと思います。りっかちゃんのご両親はお互いのことを気遣い、尊重してスタイルを築かれていているのだなーと感じました。
今まで心の声に文章を下さった保護者の方々の中にも、ご両親どちらもお仕事の部署や時間など を変えたり、生活そのものを変えて保育園に通っていた方もいらっしゃいます。りっかちゃんもお引越しをされて入園されました。
そこまでした事を後悔しないような充実した保育園生活が出来るように私たちも努力したいと思います。
私たちは医療的ケアを行うにあたり、理解するまでしつこい程質問をしたり、細かい決め事をしたり、保護者の皆様には本当に面倒くさいことをお願いしてしまいます。入園以上の労力かもしれません。至らない事も多々ありますが、お母様の書かれているように、どんどん話し合える関係本当に築いて行きたい、と思っています。

これからもよろしくお願いいたします!
このコーナーへのご意見ご感想を是非お寄せ下さい。
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