障害児、療養児(病児)と健常児の統合保育を行う横浜市鶴見区の保育園

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さて今月は、くじら組のゆういちくんをご紹介いたします。
カンガルーの歴史と共に歩いてきてくれたゆういちくん。保護者の方に文章を頂きましたので、どうぞご覧ください。


2006年10月 ゆういちくん

ゆういちくんゆういちは6年前、体重たった840g、そして脳が普通の人よりずっと小さく生まれてきました。か細い手足に苦しげな呼吸。今にも消え入りそうな小さな赤ちゃんでしたが、持ち前の強い生命力で色々な問題を乗り越えて、ゆっくりゆっくり成長してきました。

母は初め仕事復帰をほとんど諦めていました。ミルクを口から飲むことができず栄養はチューブからしか摂れない、知能の発達はあまり見込めず耳もほとんど聴こえない、こんな障害を持った子を抱えて外に働きに出るなんてとても無理、と決めつけていました。
でも・・・そんなことはありませんでした。
何件も何件もの保育園に断られた後このカンガルー統合保育園に出会い、「ゆういち君のような子に是非来てもらいたい」と歓迎してもらった時、どんなに心が救われ目の前が明るくなったことか。
障害児を持つ親にとっては、まさに“救世主”といっても過言ではありません。

カンガルーの先生たちはいつも一生懸命です。
保育園で一番大事なのは、先生たちが子供のことをどれだけ親身になって考え、心をこめて接してくれるかということですよね。 その点カンガルーにいるのは熱意あふれる先生たちばかりで、本当に安心して預けることができます。
そもそも他にあまり例の無い「健常児と障害児の統合保育」を目指し、色々な課題や困難があるのも十分知りながら立ち向かってきた先生たちですから当然ですね。
いつも元気で明るい表情を子供や親たちに見せてくれて、親の方まで元気をもらっているほどです。
でも、ゆういちがもし健常児だったら「重度の障害児がいる保育園で、普通の子どもにちゃんと目が届くのだろうか」とか、「認可保育園じゃなくて大丈夫だろうか」などと不安に思っていたかもしれません。しかしこの4年間、いっさい手を抜かないカンガルーのスタッフの方々を見てきて、そんな心配は全くいらないと断言できます。逆に、健常児のお友達がゆういちに対してごく自然に接していて、とても気の利いたお手伝いをしてくれたりするのを見ると、大きくなってもきっと困っている人・弱い人にさりげなく手を差し伸べられる優しい人になるのだろうなぁと頼もしく思います。
だから・・・障害児はもちろん、健常児の親御さんにも自信をもってお薦めできます。

ゆういちくん最近、少子化ということから育児支援対策が叫ばれていますが、一方で障害児とその親への対策はまだあまり進んでいません。今後はカンガルーのようなバリアフリーな保育園がスタンダードになるように、地方自治体や保育園事業に関わる皆さんには是非お願いしたいと思います。

ゆういちは今年6さいになります。
専用の歩行器に乗せると、上手に方向転換しながら好みの場所を走り回ります。
緑色が好きでブランコが大好きなことは保育園のお友達や先生が見つけてくれました。
体がとても小さく「赤ちゃん、かわいいね!」とよく声をかけられるほどですが、来年は学校に上がります。保育園に通い始めた頃に比べるとずいぶん丈夫になりました。夏にはプールに入れてもらい日焼けして真っ黒です。
卒園しなければいけないのはとても寂しいけれど、これからもいろんな人に力を借りながら、彼なりのペースで一日一日を生きていけたらと願っています。


ゆういちくんの保護者様、有難うございました。
園のことたくさん褒めて頂き恥ずかしいくらいです。
ゆういちくんが入園したのは開園して間もない頃でした。
今想うと、ゆういちくんにはずいぶん寂しい思いをさせてしまいました。
開園当初、登園児は10人にも満たない事が多く、中でも医療的ケアを必要とするお子さんは極限られていました。ゆういちくんと担当者はたった2人で部屋で過ごしたこともありました。未だ小さかったゆういちくんは、寝返りをするのが精一杯だった様に思います。
上記の保護者の方の文章の中には、“入園した事が嬉しかった”として頂いている所がありますが、いざ入ってからはさぞ不安だったことと思います。当初私達も全てが手探りで(今もあまり変わりませんが)そんな園の様子はきっと、ゆういちくんと保護者の方に伝わっていた事と思います。同じような状況のお子さんもいないことでも、保護者の方は寂しさを感じられていたのではないでしょうか。
ゆういちくん今、年長のゆういちくんはたくさんの意志を出してくれます。お部屋から、お友達のいるホールへ背這いでドンドン行ってしまいます。大好きなオモチャが登場すると歩行器がひっくり返るほど身を乗り出していきます。先生のエプロン(お気に入りの柄あり)をぎゅーっと握り締め、顔を見上げてにっこり笑います。
お友達から、「将来結婚するために注入の仕方を教えて」と真剣にいわれた事があります。
「ゆういちくんは私の隣でないと、眠れないの」とダッシュしてお布団を横に敷きに来る子がいます。

今の雄一君の寂しさは、“卒園のこと”であると信じたいです。
あと半年たくさん遊ぼうね!!

次回は12月です。いるか組みのりょうちゃんをご紹介いたします。大好きな事,嫌いな事、出来る事、やれるけどやりたくない事、やりたいけれど出来ない事、、、の狭間でたくさん悩みながらがんばっている数字博士のりょうちゃん、是非ご覧ください。
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