障害児、療養児(病児)と健常児の統合保育を行う横浜市鶴見区の保育園

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心の声

先月から新しくなった心の声コーナーですが、いろいろな方に読んで頂きありがとうございます。先月ご紹介いたしましたが、あきちゃんが保育園で過ごしたという事実が、種子となり、花となり、いつか実を結んでいけたらいいなと心から願っています。

今月は、くじら組のたっちゃんをご紹介いたします。
保護者の方から文章を頂きましたのでどうぞご覧くださいませ。


2006年9月 たっちゃん

たっちゃんたっちゃんは、予定日よりも3ヶ月も早い7月に835gという超未熟児で産まれました。
ママは妊娠中から出血をしたりして入退院を4回程繰り返した末の出産でした。
835g。その小ささは皆さんもご想像もつかないと思いますが、パパやママ自身も手のひらに乗る程の小さなたっちゃんを見て、小さな体中にたくさんのチューブがつながっているたっちゃんを見て、とてもショックを受けてたくさん泣いてしまいました。
「こんなに小さく産んでしまってごめんね」って、何度も謝ってしまう毎日でした。

そんなたっちゃんは出産3日後には、心臓に穴があいていることがわかり、7時間にもわたる手術を小さな体で乗り越えました。
それから2週間後には、腸閉鎖の疑いがあるといわれ、又6時間程の手術をしました。
たっちゃんは生命力が強かったので、その全てを小さな体で乗り越えました。
パパもママも緊張したり心配したり、ホッとしたりの繰り返しでした。
入院も慢性肺疾患だったため、1年半の長期にわたりやっと退院。
でもそれからがいろんな試練のスタートでした。

熱性けいれんなどを起こしては、救急車で病院へ。
その回数は10回以上。
在宅酸素だったため、いつも鼻に酸素のチューブをつけて、口からも何も食べる事ができなかったので、鼻からチューブを入れての経管栄養でした。外出してもその姿に不思議そうに振り返る人も、ジロジロ見られる事も度々ありました。
「この先たっちゃんはどうなるんだろう」って不安だらけでした。
幼稚園、保育園に通う年齢になっても、どこもそんな病気の子は何かあっても責任は取れないと全て断られ、やっとありのままのたっちゃんを受け入れてくれたのが、お友達から教えてもらったカンガルー統合保育園でした。
カンガルー統合保育園には、看護士さんもいらっしゃるので、パパ、ママも安心でした。
やっとたっちゃんにも普通にお友達ができるのです。
とてもうれしかった、たっちゃんやパパ、ママでした。

それから保育園に通いはじめて、たっちゃんは口から食べたり飲んだりできるようになりました。鼻のチューブもとれました。
「やった〜!」という気分。
そしたら酸素のチューブまでも取れました。
またまた「やった〜!」です。
たっちゃんは中度の知的障害があるにも関わらず、自分の事も自分でできるようになりました。お友達とたくさん遊んでいるうちに、たくさんお話もできるようになりました。

たっちゃん今もまだまだ小柄なたっちゃんですが、パワフルにお友達と楽しくリトミックでバンバン踊ったりしています。
水族館も行きました。プールでだって遊べます。
健常児の子と一緒にやっていくことが、とても刺激になったのだと思います。
障害があっても環境によってどんどん成長していくんだな〜、と実感です。

お友達もみんな「たっちゃん、たっちゃん」って呼んでくれたり、ハイタッチをしてくれたり、普通に接してくれます。
たっちゃんはそんな時、うれしそうに笑います。
「お友達っていいな」って思います。
これからもどんどんぐんぐん個性を発揮してびっくりさせてもらえたらいいなと思っています。


たっちゃんの保護者様ありがとうございました。
たっちゃんが保育園に通うようになってもう3年目です。
たっちゃんは、何度も何度も泣きました。
お家の方から離れるのが寂しくて泣き、一口も食べる事が出来なくて泣き、うまく話せずもどかしくて泣き、皆と同じ事が出来なくて泣き・・。

そんなたっちゃんは、気付くとおいしそうに給食を食べて、おむつがとれて、言いたい事を伝えて、ピアニカをふいて、踊って笑って・・。
たくさんの事が出来るようになっていました。
たっちゃんにとって保育園の先生達はとても厳しい人達に思える事でしょう。もっともっと楽に過ごせる道があったのかもしれません。
しかし私達はたっちゃんの力を信じています。これからの人生、たっちゃんが少しでも自立した生活が出来るように、たっちゃんと一緒に考えていけたらいいなと思っています。
そんな厳しい私達に対して、一緒にたっちゃんを見守って下さっているご家族の皆様のご理解、心から感謝いたします。
たっちゃんは手押し車(床に手をついて、足を誰かに持ってもらい手だけで前に進む)のカンガルーチャンピオンです!いつも訓練をがんばっているたっちゃんは、くじら組の誰にも負けません。体はとても小さくて未だ難しいこともたくさんあるけれど、一つ一つ前に進んでいこうね。

来月は、くじら組のゆういちくんをご紹介いたします。
カンガルーの歴史の全てを知っているゆういちくん。歩行器からエプロンを引っ張り、見上げるゆういちくんの笑顔に皆とろけてしまいます。
是非ご覧ください。

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