障害児、療養児(病児)と健常児の統合保育を行う横浜市鶴見区の保育園

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心の声

今月からお友達紹介のコーナーは、「保育の様子」から「カンガルー心の声」になりました。
内容は今まで通り、障害があっても一緒に保育園で過ごしているお子さん達の様子、 保護者の方からのお子さんの紹介、関わっている方の統合の声などをたくさん発信していきたいと考えています。これからも是非ご一読下さい。

6月掲載のゆうま君の作文、いかがでしたでしょうか?
頂いたご意見の中に、「子供の感受性に驚くと同時に、安堵の想いがあった」とか「子供の頃にこそ、この様な体験を持つことが大切であると思った。」とありました。
ゆうまくん、こうきくん、保護者の方有難うございました。

今月は、田中秋陽くんをご紹介致します。
保護者の方より、メッセージを頂きました。


2006年8月 秋陽くん

秋陽(あきお)は、自分で上手に呼吸をすることができませんでした。
なので、24時間いつも“人工呼吸器”というお友達と一緒でした。ご飯は胃に入れたチューブを使って、液体の食事をとっていました。それに、時々吸引器をつかって、痰をとってもらったり、大変な冷え性でしたので、電気毛布で暖めてもらったりする必要がありました。あと、お薬をたくさん飲んでいたり、自分で動かせないぶん、ちょっと運動をさせてもらったりしていました。けれど、あまり風邪も引かず、看護婦さんの手もそれほど煩わすことなく、お利口に過ごしていました。
ただ、人工呼吸器がどうしても必要だったので、病院の先生やスタッフのみなさんがずいぶん心配してくれて、入院生活がちょっと長くなってしまいました。お父さんもお母さんも、本当は秋陽が一日も早くおうちへ帰ってきて欲しいと思っていました。

カンガルー保育園のことを、入院していた病院のケースワーカーさんからうかがって早速お電話をしてみました。
最初のお電話でカンガルーの先生方は「お母さん、大変でしたね」とまずねぎらってくださり、「障害の種類や程度は問いませんから、一度相談に来てください」と言ってくださいました。
いろいろがんばっていて、ちょっと疲れていたお母さんは涙が出そうになりました。
それから入園まで、先生方は常に前向きに準備をすすめてくださいました。

秋陽くん秋陽がおうちに帰ってきて、保育園に通い始めて、一番喜んだのは一緒に通ったお兄ちゃんです。
カンガルー保育園のすばらしいのは、障害児のためだけの施設でもなく、秋陽が在籍したのが特別学級でもなく、他の1歳児のみんなと一緒の「ぺんぎん組」だったことです。
毎日のお散歩やリトミック、お誕生会もみんなと一緒で、そんなふつうな保育園生活がおくれることが、とてもステキでした。
お父さんとお母さんは、秋陽がお兄ちゃんやお友達に囲まれて過ごすことができれば、それだけが望みでしたが、保育園の先生方はもっと積極的でした。

「もっとあきちゃんのためになにかできるかしら」といろいろ工夫してくださいました。
プールにまで入れてもらったときは、ちょっとびっくりしましたが、そんなことができてしまう保育園がちょっと自慢でした。
保育園のスタッフの皆さんにすっかり甘えて、お父さん、お母さんは、ちゃっかりお仕事にも精を出してがんばることができました。

秋陽くん秋陽は残念ながら、3歳のお誕生日を前にお空に旅立っていきましたが、家族としてできることはやってきたという気持ちはあります。
それはカンガルー保育園の先生、スタッフのみなさんと、秋陽を一人のクラスメートとして普通に受け入れ、遊んでくれたお友達がいたからこそです。
とても感謝しています。
これからは、ますますパワーアップしていくカンガルー保育園を、お空から見ている秋陽にぜひ見せてあげていって欲しいと、応援しています。


秋陽くんの保護者の方、本当に有難うございました。
秋ちゃんが入園を希望された時、一番はじめに、早く来て欲しいなと思いました。
次に、安全にちゃんとお預かりできるだろうかと思いましたが、その事は、方法を色々考えたら、何とか大丈夫と考えました。
それよりも秋ちゃんは楽しいんでいるかな?という事が、いつも気がかりでした。今は何を感じているかな、この音楽聞こえているかな?この体操はちょっと苦しい?吸引はもっと苦しい。外は気持ち良い?御神輿は重い?
色々と問いかけてみますが、返事を聞くことは出来ません。
そんな心配をよそに、子供達は全く関係なく、秋ちゃ〜ん、と手を握り、呼吸器をちょんと触り、ぶちゅ〜と口づけをして、おもちゃをどかどか乗せてくれたりします。
ぺんぎん組のお友達は、まだ一才です。
気管内吸引をする時、何それー?という顔で無言で見に来るのですが、何回かすると、もう珍しくないらしく、気にも留めません。この子達はこれから先「気管内吸引なんて、生活の一部」と考えるのだろうな、と思いました。
大きいクラスの子は秋ちゃんと一体になっている人工呼吸器に興味津々です。
このつまみ、このメーターは何?と何度も何度も聞かれました。ちょっと設定やパーツの形が変わっただけで、今日は違うね。と言われました。
ある女の子は、お家で手作り人工呼吸器をお人形に付けて、「大きくなったら、秋ちゃんのお手伝いが出来ますように・・」と言っていました。
本当にそんな日が来る気がしました。

秋ちゃん、私達にたくさんの未来を残してくれてありがとう。
そして、1年経ってもやっぱり大好きです。

てんごくのあきちゃん みんなずっとともだちだよ

来月は、くじら組のたっちゃんをご紹介いたします。
6才で体重10Kgの小さな級長さんは、日々驚くべき成長を遂げています。
是非ご覧下さい。

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